根性曲がるぜ

革命家 「今日はお集まりいただきどうもありがとうございます。」
愚民  「オォォオオ!」
革命家 「ドッキリ大成功!」




よく映画や漫画に見る人類滅亡主義者の悪役たち。
彼らは地球を救うためには害毒でしかない人間を葬り去ることこそ最上の選択であるとしている。
この選択は考えることを諦めてしまったという敗北の証でもあるが現状の社会を考慮すると一概にそうとは言えない。
風が吹けば桶屋が儲かるじゃないけど、人間社会の問題を何か一つ解決しようとすると芋づる式に関係ないと思っていた分野の問題についても解決策を講じなくてはならない。
この集団の怠慢が生んだ負の壁の前にまじめな人間ほどやりきれなくなり、怒りを覚え、そして理性を失った立派な脳みそはいつもどこかで思いついては否定していた極論に染まってしまうのだろう。
まじめな人間が必ずしも正しいかと言えばそれを証明はできないが、誰かがしなければいけない仕事を引き受けてくれる存在がいかに貴重かは誰もが経験を通して知っているはず。
それを省みず、気にも留めずに踏みつけていく大衆は自分たちの未来をも踏み潰していることに気づくべきである。




悪役の背景をたどるとやけに人間くさいドラマが見えてくるのでつい共感してしまう。
そんな本当は善悪付けがたい「物語上の悪役」が登場する作品はやはり面白いなと思う。
まぁあと極論て便利すぎる。人を黙らせる魔法の論法。本質なんて何も捉えてないのにね。



独り言
コペンでキャップつけるのはやめて欲しい。
おでこは鍛えられないって知ってるだろ!