SAM


一徳さんの描く司馬懿(両端のカード)は個人的な司馬懿のイメージに近いのでかなりのお気に入りです。
負け試合で荒れた心もこのカードを見ることでかなり落ち着きます。




コッペリオンCOPPELION
1遺伝子操作によって生まれた、放射能の抗体を持った子供。
2その子供たちで組織された、陸上自衛隊第三師団特殊部隊の名称。放射能で汚染された東京での人命救助を任務としている。


2036年原発事故が起こり東京は死の街へと変貌を遂げた。
それから20年後の2036年いまだにそこにいるという生存者を救出するためにコッペリオンが死の町へと足を踏み入れる。


ちょっと気になってたので買いました。
単なるサバイバルアクションとして枠にはめてしまうのは惜しい作品です。主人公がその場の困難や謎に立ち向かい〜といったようなよくある構成に収まってないのがいいです。救助現場で起こる謎と、上官たちが現場以外で直面する謎とが絡み合いながら核心に迫る多面的展開が緊張感や想像力を掻き立てます。これは安易な例えかもしれませんが海外ドラマに近い感じがします。
更に話の切り方がテレビ番組(特に映画)の15分切を意識した形になっています。単なる連載ごとの区切りとは違い話に展開があったり緊迫した場面で切るとき、この区切りも連載回の区切りではあるですが、前の回の終わりの1Pを次の回の最初の1Pに持ってきます。二回も同じ場面はくどい!と思うかもしれませんが実際読んでみると次の展開への期待を大いに膨らませてくれます。またそれに応えるだけの展開が容易されているのもこの作品の魅力です。


ちなみに主人公は女子高生3人組みです。
しかし制服姿でアクティブに動き回るのはいかがなものでしょうか?
売れるための条件として追加したとしか思えないのが残念です。これだけ魅せ方に凝っているならちょっとくらい男臭くてもいいと思います。でも作者もそういう葛藤があったのかはわかりませんが1巻のスカートの最強の鉄壁ぶりです。そして2巻、協議の結果なのかついにパンチラを採用しました。でも不自然な場面やこれでもか!とでも言いたげな豪快なものが多目です。勝手な心情解釈ですがこれは作者に共感がもてます。そう!この作品にそんなものはいらない!今すぐ軍服にでも着替えてしまえ!



独り言
コッペリオンは銃や車などのギミックがいいです。
2巻最後のシーンのハンドアロー(地対空ミサイル)はかなり燃えます。