ガン待ち寒いです。


漫画

今回の全体企画で僕の担当だったので何の気なしに購入しました。
1話目の展開とキャラデザ、設定などから好みではないジャンルだなぁと決め付けて読んでいましたが、一度本題に触れるとむむむとなってきます。
物語は主人公に数学を教える人と教わる人との関わりを軸に展開するので、
数学嫌いな人と数学好きな人のどちらもなるほど!となる面白い話しが聞けます。(後者は推測)
いや、むしろ数学嫌いな人ほどどっぷりはまるんじゃないかと思います。
だって数学の話なのに何言ってるかわかっちゃうんですから。


今回の全体企画で僕が担当になった学問ジャンルの作品はそのほとんどが漫画家と原作者の共同作品です。やはりその道のプロが書く(or描く)シナリオって言うのはタメになる話の塊で面白いです。学問と言われれば分厚い難解な書物を思い浮かべますが、それを要約して視覚化するとなんとも分かり易くなります。話はちょっと変わって、NHKの某番組でのゲストの発言で、日本人は異国の字に自分たちの言葉で意味付けをした漢字という文化を持っていて、そのおかげでキャラクターと言う字に台詞という振り仮名を振った漫画を自然に楽しむことができている。と言うものがありました。だとすると、これほど日本人にうってつけのツールはないと思います。このツールで学問を表せばそれも抵抗なく楽しむことができるのかも知れません。


独り言
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1846043
原作者があとがきで紹介している動画。
意図せぬメディア展開の速さに驚きを隠せない文章から人気が出たことへのうれしさが滲み出ています。
読んでるこっちが幸せになれます。ほんと。